某化粧品メーカーの熊本の販売権利を300万円も出して買い取り商品を仕入れてスタートした優美堂の通信販売。会社から買い取った折込のチラシを新聞に折込むお金がもったいなく、私はバイクに2000枚のチラシが入ったダンボールを乗せポスティングを始めました。当時1枚2.8円の折込料は2000枚で5,600円。私は1日4000枚をポスティングしていましたので11,200円を節約する事が出来ました。
當山さんは事務所で電話待ちです。1日4000枚の配布は功を奏し、サンプル請求→販売と順調に進んでいるかの様に見えました。ところが、本社への発注品の品切れが頻繁に起きるようになったのです。私は担当の営業マンに理由をしつこく尋ねました。驚いた事に「実は会社が危ないんです」との答え。やっと半年が過ぎ落ち着いてきたと思った矢先のことです。私は最初に投資した金額分の商品を注文し、商品が届いた時点で支払い拒否の内容証明を出しました。代理店として多額の権利金を払ったにも関わらず安定した販売活動が出来ない事等を理由に上げて送りましたが、もう会社にはそれと戦う余力もなかったのでしょう。連絡一つ来る事はありませんでした。私達はその商品を1ヶ月半で販売完了し、通帳には1200万円の数字が残されていました。
転んでも、ただでは起きない私の通販のスタートでした。