酒のディスカウントチェーン店のE社の社長さんから300万円を使ってこの発泡酒を世に出してくれませんかと頼まれた私はない知恵を振り絞り、頭が痛くなる程考えました。『わらにもすがる思い』『最後の頼みの綱』のわらと綱は私でした。一度目の敗北で、ガックリ落とされている肩に更に重しを乗せる様な事は絶対にしないという思いだけが私を突き動かしていました。
山と積まれた27万部のチラシを捨てる事から始まった私のコンサルティングは300万円の媒体費用をどう使うかが勝負の分かれ道です。1ヶ月間考え抜いた結果、新聞広告、新聞折込、リビング新聞、セシール折込、そしてラジオショッピングで全額を使って効果を試す事に決まりました。
チラシの記事内容の一句一文字、新聞広告の内容全て、ラジオショッピングのかけ合い内容の一言まで、自分で納得出来るまで作り込みました。10月にE社の社長に初めて会った2ヶ月後、いよいよテスト広告のスタートです。私は息をするのも苦しい程の緊張の中にいました。
結果は全てOKでした。『地方の酒屋さんが世界中を周り、日本人の口に合う本当に美味しい発泡酒を捜して来ました。今回はジュースより安い1本たったの100円で24本のケース単位でお届けします。もう重い発泡酒を運ぶ事もありません。しかも、送料無料でお届けします』この切り口で最後に流したラジオショッピングはとんでもない数字をたたき出したのです。
その数字の裏には私の執念が始めさせた日本初がありました。私にとっても初めての日本初への挑戦の内容。そして、どれだけ売上たかは次回のお楽しみという事で…。
今週は関東で大雪が降り、2月13日は熊本でもみぞれが降っています。社内でもこの冬5回目の暖房を入れていましたが、約3時間程で消されてしまいました。皆さん、風邪にはくれぐれもご注意下さい。