北海道の薬品会社I社のコンサルティング依頼は、今までのコンサルの様に、これはいけるという予感が全くありませんでした。
自分では、力不足である事を伝え丁重にお断りをし退席しようとした私は一言、「ジンギスカンの通販をやってみませんか!?」と言っていました。本当に口をついて出てしまった感じです。この一言にその場に居合わせた人全員、口をあんぐりあけた後、失笑されてしまいました。「すみません変な事言って…」と部屋を出ようとしたその時、一番奥で黙って事の成り行きを見ておられた会長が「それやってみましょう」と言われたのです。
前回コンサルの酒屋さんが、カタログを見た時の私の顔色を見て、即決でコンサル変更を決められた時と、今回私が笑われる覚悟で言った一言を飲まれた会長も、どこか似ています。トップの決断力ってすごいなあと勉強させて頂きました。
ともあれ、私の思いつき通販は健食からジンギスカンに姿を変えてスタートする事になりました。北海道に行かなければ食べられないジンギスカン。行ったら大抵の人は食べるジンギスカン。その時、日本中でブームが巻き起こっていたジンギスカン。これが家庭で簡単に、いつでも食べられるとあっては売れないはずがありません。１年間のコンサルティングの間で、１万人を越すお客様を集客する事が出来ました。実はこの北海道のコンサルティングが後々馬刺やフルーツの通販に繋がって行ったのです。
先日から始まりました小玉スイカが、ただ今お喜びの声No.1になりました。「こんな甘いスイカ初めて食べました」と、この季節に進物が後を断ちません。
