1人前食べ切りサイズの冷凍馬刺が大ブレイクし、ラジオ・スポーツ新聞と大当たりの媒体を使い尽くし、広告の効果が落ちて行く中、『次は何を売れば良いのだろう?』と先が見えなくなっていました。
馬刺は、家庭の中でも高級なおつまみに位置付けられています。当然食べるのはお父さん、おじいちゃんに限られてきます。そして毎日食べるものでもありません。リピーターを繋ぎ止めるのにも苦戦しました。
『もっと家族全員が食べるものが良いのかな?』と漠然と考えている時、地元のスーパーで10kg・1500円の箱入りみかんが販売されていたのです。L玉の玉揃いのみかんは、収穫して山から運び出して、選別をして…..『農家さんは大変だろうなァ〜。』と思いました。
その時です!3年前に北海道のコンサルティング先から大嶌屋(当時は優美堂)に研修で来られていた虎谷さんがポンと頭に浮かんだのです。
『美味しいみかんが当たり前ではない地域もあるんだ!1500円で売られているこのみかん農家さんの手取りはいくらなんだろう?』
JA→市場→仲買いさん→スーパー。各々に利益を取っている筈です。多分1000円は貰われていないだろうと予想しました。北海道の虎谷さんが八百屋さんの山積みみかんを見て、興奮した様子を思い出し、『もしかしたら北海道に広告を出したら、みかんは売れるかもしれない!』に繋がったのです
その時、私の中にはみかんをどこから仕入れようという考えは全く浮かびませんでした。
『この1500円のみかんの価格をそのまま全部農家さんに渡したい!!』
と言ってもみかん農家さんに1人の知り合いも無く、米農家で育った私にみかんのいろは等、全く解らない所からのスタートでした。
私の3つ目の日本初の始まりです。続きは又先で…..。
日照時間が少なく巨峰の収穫が遅れ、マンゴーに続き大苦戦の毎日です。頑張ります!