「10月25日土曜日福島県の浪江町復興会を一度見てください!」と小松会長より誘って頂き、福島県に入りしました。
昨年、『地震・津波・原発』からの3つの災害で廃墟と化し、取り
残されたままになっている浪江町の中心街を見せてもらってきました。今回も1年後の姿を見せて下さる事になり、役場から許可証を頂き、町に入りました。
町内は昨年にも増して老朽が進み、取り壊された家屋も何件かあり、何一つ良い方へ向かっているものはありませんでした。
『原発さえなければ。』
『他の地域は、着々と復興に向かっているのに。』
1つの町はたった一日で普通の日々を奪われ、離散してしまったのです。
東電の社員さん達が4〜5名草刈りや、家の見回り等に来られていました。ほかの地域では、罵倒されたりで辛くて会社を辞めてしまう人もたくさんおられると聞きました。でも、小松さんは、施設の方達にいつもある事を言っているそうです。
「東電の社員に責任はない!彼らに怒りぶつけるな!」と。
人は気持ちの持ちようを正してくれる人が側にいてくれると、きっと楽になるかもしれません。復興祭の日も、10名の方が交通整理や準備、後片付け等を手伝っておられました。
町を離れ、すっかり全てを流された海沿いの荒地に移りました。
昨年は車も舟もあちこちに転がっていましたが、こちらは随分片付けが進んでいます。家の残骸や、壊された車や舟の破片が分別され、あちこちに山が出来ていました。
未だ不明の方も何十人もおられる為、皆さんとても気を遣いながら進められていると聞き、胸が一杯になりました。
多くの方々が各々の3年7ヶ月をどう過ごされて来たのか、これから3回目の寒い冬をどんな気持ちで迎えられるのか、私達も出来る限りの応援をしようと心に誓いました。
復興祭の様子は、来週のブログでお知らせします。 感謝