台風直撃に

台風直撃に


熊本県を16年ぶりになる本格的な台風が直撃しました。夜中の3時頃からもの凄い風雨に、みかんはどうなるだろう。梨は、ぶどうは……。私達にとっての台風は、普通の人にとっての台風ではない事を眠れないまま痛感していました。
明るくなっても風は止みません。前日から予定していた通り、全社員にメールで自宅待機の連絡をして、じっと過ぎ去るのを待っていました。
9時頃になり、少し落ち着いたので、孫を保育園まで送ろうと外に出て驚きました。行く道、行く道、倒れた木で塞がっています。相当な回り道をして、やっとの思いで園にたどり着く事が出来ました。

台風15号で倒れた木によって、塞がった道

台風15号で倒れた木によって、塞がった道


午後から出勤してきた人達で、農家さんに様子を伺う為に一件一件電話をしました。まだ畑にも行けない状況の人が多かった中、梨はほぼ壊滅状態という事が分かりました。元々、梨は今年大変な不作の中、台風でほとんどが落ちてしまいました。

農家さんも収穫を目の前にして、本当に無念だったと思います。自然の力の前に私達は手も足も出ません。

午後からは出勤してくる人も多くなり、電話を掛け始めました。ふっと、4年前の3月11日の震災を思い出しました。金曜日の地震から3日後の月曜日、“ニッセン”の知り合いから電話で「どの位アウト(電話を掛けての販売)を休みますか?」と聞かれ、
「今日から始めます」と答えました。
ニッセンでは1ヶ月間休む事を決めたとの事。大変驚かれていました。
私達は台風が来ても、どこかで災害があっても、休んではいられません。働けるだけ働いて、会社を守り、被災地に出来る限りの支援をすることを選んだ結果でした。

みかんが少ない被害で済んだ事は不幸中の幸いでした。

お客様や業者様から、たくさんのお見舞いの言葉をいただきました。感謝 感謝です。

今日も読んで頂いてありがとうございました。

感謝