今月の心温まる話し

今月の心温まる話し

 シリーズとなりました、心温まる話し。
 今回は震災についてです。
 企画制作部の斉藤靖典さんの体験を紹介します。

心温まる体験談コンテスト
企画制作部 斉藤靖典


 熊本地震から2週間たった4月28日、メロンのリーフレットを作成するため、ちょうどメロン農家さんたちと連絡をとっていたら、その中に個人的に知り合いの河島さんがいました。被災して家に入れず車中泊をしていると聞きいたので、その翌日に支援物資を持ってお伺いしました。
 行ってみると、河島さんご夫婦と息子さん、ご両親の5人で、庭先のハウスの一角を仮住居にして生活されていました。
 「避難所には行かれないのですか?」と聞くと、「俺たちはこがんして過ごす場所があるけんよか方て思わなん、家が住まれんごつなった人たちのための場所だけん。」と避難所には行ってないとのことでした。
 避難所には牛丼などが出たりして、少し贅沢な食事がふる舞われてたそうです。
「いっぺん食べてみたかねとも思うばってん、ほんとに困っとる人たちがおらすとに、俺たちが飯食いに行くわけにはいかんけんね。」と話されていました。
 帰り際に「メロンの世話はちゃんとしよるけん、販売は宜しくお願いします」と笑顔で言われたので「こちらこそ宜しくお願いします。」と笑顔で返し、帰路につきました。
 今回の震災では、多くの人が被災しているなかでお互いに助け合い、人の優しさに触れることが本当に沢山ありました。でも、河島さんのように、避難所や炊き出しはもっと困ってる人のために譲る、という見えない優しさというか、他人を思いやる気持ちが、もっと沢山あったのだろうなあと気づかされました。

 まさに、どんな苦難があろうとも、私はまだ良い方に心を向けられるその考え方に頭が下がります。
 先日、農家さんからハート型のすいかをいただきました。
 とても珍しい上に味もバツグンにおいしくいただきました。
 でもちょっとすいかが痛々しい感じでもありました。


食べるのがもったいないほどキレイなハート型です。

 手前でポーズしていたり、ちょっと奥では別の子が記念撮影。
 親バカ、ばあちゃんバカ丸だしです。

今日も読んでいただいてありがとうございました。

感謝