抜萃のつづり
「抜萃のつづり—その七十三—」平成26年1月29日発行
昭和6年に創刊され、以後75年間毎年1回希望者に無料で送られ(贈られ)続けている小冊子があります。
発行所は広島市の金庫会社の「熊平製作所」というところです。
戦中、戦後の混乱期を除き、年1回国内や海外も含め現在45万部を希望者に贈呈されているそうです。
創業者の熊平源蔵氏の「社会への感謝、報恩の気持」がこの本に込められ、以後3代に渡りその意志を受け継がれています。
内容は一年間、新聞・雑誌・書籍などから珠玉のエッセイやコラムを抜萃し、1冊の小冊子としてまとめられたものです。
22ヶ所の日本大使館や官庁・銀行・上場企業・学校・病院……様々なところへ届けられています。
個人で申し込めるものかと、ドキドキしながら電話を掛けてみました。
超がつくほど感じの良いお嬢さんが、気持ち良く受け付けてくださいました。
「住所・氏名等はFAXしましょうか?」と申し出たところ「私でよければこのままおうかがいさせていただきます」とサラッと言ってくださいました。
「今後、毎年お届けしてもよろしいでしょうか」と、こちらもお願いする前に自ら問うことで終らせてくれました。
あー、こういうことを大切に守り続けている会社は、社員一人一人にもその精神が息づいているのだなぁ、と感心させられました。
目次です。クリックすると拡大されます。
胸がいっぱいになって涙を流したり、反省させられたり、なるほどとうなったり
私は2回も3回も読み返しています。
快く受け付けてくれますし、直近の2〜3年分もお願いすれば送ってくださいます。
皆さまにも是非読まれることをおすすめします。
今日も読んでいただいてありがとうございました。
感謝