6月13日(月)倫理法人会のナイトセミナーの誘いを受け、PM7:00より社員も含め、10人以上で参加しました。
テーマは「お金を使わず、死ぬときに喜びあふれる生き方の実践法」で講師は井上祐宏(いのうえゆうこう)さんといわれる方です。
もし、今日が最期の日だとしたら、誰に何を伝えますか?という内容で、自分には明日はないとなったときの思いを子孫へのラブレターとして動画に残すことをします。これを実践することで日本中で奇跡のような出来事が巻き起こっていると、熱く語られました。
あっという間に1時間が終わり、近くに座っている人と、模擬実習をしました。質問は11項目。質問者がビデオ(携帯)を撮りながら答えてもらうのですが、私のお相手は82歳の高橋さんという元材木会社の社長さんでした。
ここ2年ほど、セミナーに参加した中で休まれたこともなく、いつも背筋をシャンと伸ばした怖そうな人だなあ、というのが印象でしたが、一度も話したことはありませんでした。
子供の頃からの「楽しかったこと」「辛かったこと」「どう乗り越えてきたか」「そのときの自分に言ってあげたいことは?」etc・・・
いよいよ誰に残したいですかと聞きますと、
「妻です!!」
と強く答えられました。どんな言葉ですか?と聞くと、
「自分のような者と一緒に生きてきてくれてありがとう。心から感謝しています」
と語られました。
思わず「仲の良い夫婦なんですね。どちらかが先に行くのを選べるとしたらどちらですか?」と聞いていました。これもさらりと「妻を先に行かせたい」私がなぜですか?とたずねた答えが深いんです(何かの番組みたいになりましたが)。
「妻は、私が居ないと淋しがります。一日も淋しい思いはさせたくないから、淋しい思いは私がします。すぐ行くからねと送ってから私も行きたいです・・・」
夫のいない私は、うらやましく、その優しい言葉に胸が熱くなりました。
2年間、何十回も会っているのにどんな人か知らず、ずっと過ごして来ました。このたった1時間でお互いの過去や想いを知ることができ、私達はとても共感し合いもっと知りたい、もっと聞きたい相手になりました。
翌朝はモーニングセミナーに参加して、またお会いしましたが、いつもの「おはようございます」と全く違う目と目を合わせにっこり笑い、昨夜を思い出しながら最高のあいさつが出来ました。
人間、話してみないとわからないものだと、つくづく思い知らされた経験でした。
もう一つ、高光りょうすけという名前の感動教育家の方の所で勉強していて、為になりますよと教えてくださいました。
82歳にして、学び続ける高橋さんの生き様に多くのことを気付かせていただきました。
本格的な梅雨ですね。「雨も又楽し」で明るく過しましょう。
子孫へのラブレターに興味のある方はどうぞ読まれてみてください。実例集です。
「今日が最期だったら誰に何を伝えますか?」 井上祐宏著 出版コスモ21
今日も読んで頂いてありがとうございました。
大嶌法子