『風の丘 大野勝彦美術館』へのクラウドファンディング 大幅に超え達成致しました

4月のブログでお願いしました、風の丘 大野勝彦美術館復興支援のクラウドファンディングが、皆様のおかげで目標の100万円を、10日目ほどで達成し、その後、さらに伸び続け150万円で終了することができました。
本当にありがとうございました。

先日、大野勝彦先生の絵手紙教室「やまびこ塾」の卒業生が発行している「やまびこだより」が届き、先生の言葉に胸を打たれました。

以下、抜粋です。

「物事が全て旨くいく」

ーーあなたが頑張ったからですよーー

いやそれが違うんです。あまり頑張ってもいないのに旨くいく、計画通りに進んでいく 他の人にわるいから、頑張って毎日汗かいて、したい事も食べたいものもがまんしてやってきました的なパフォーマンスを見せているけど、実際は何もやっていないし、特別な努力をしている訳でもないのです。

私的に言えば、ついている、持っている、見守られているなんです。

老いとともに、忘れること探しものをしょっちゅうしているが、いつも必ず出てきます。

老いたとはいえまだ、食べてしまった万十を食べた事を忘れて探すことはしたことないから案外、今のところ、今日現在しっかりしているのである。

風の丘四月十四日再オープン


今大勢の人が来てくれている。
新しい玄関、デッキの風の心地よさに手を合わせ、内心は地震があってよかったな、と思っているのである。

七十を超え、平均寿命まで数年。
今、買いたいものもなければ行ってみたい所もない。
お金を集めようとも思わなければ、出世しようとも思わない。

ただ来ていただいた人に喜んでもらえれば、笑顔で楽しんでいただければ嬉しいのである。
この1日には、旅立った人の思い、遠いところから応援してくれた人の思いがいっぱい。
仕事が大変な時は谷に下りてリフレッシュすればいいし、流紋岩 りゅうもんがんをひとなですればいいのである。

今日も明日も全て 物事は旨くいくのである。

塾長 大野勝彦

 

人は何かを超越した時、無欲になるのでしょうか。一回目は両手を失い、次に一番大切な場所を壊されるという2度の試練に、前を向いて立ち向かう大野勝彦先生。その2度目に、少しだけ関わって大野先生を見ることが、感じることができました。
大野先生の目が力を失っているときもありましたし、誰もが無理ではないかと心配するときもありました。しかし、先生はいつも遠くを見つめるような瞳をされていました。

その先には、きっと4月14日“再オープンの美術館”が見えていたに違いありません。きっと今、新しい気持ちでお客様を迎えられていることでしょう。
「ただ、喜んで、楽しんでもらえればいい」
こんな境地に達することは、今の私には無理ですが、ほんの少しでも大野先生のような人柄に近づきたいなあ、と思う毎日です。

 本日もお読みいただいてありがとうございました。

感謝