サッカーJリーグのとあるコーチの人のお話です。
部下を肯定しよう
<中略>
そのコーチは名選手として活躍された方で、当初、自分がやってきた方法でやれば選手は誰もが自分と同じレベルまではすぐに達するだろうと思い、熱心に指導しました。
しかし、思うように伸びません。
それは厳しさが足りないからだと考え、厳しくもしてみました。
しかし、その方法はむしろ選手の反発心を引き起こし、人間関係そのものが崩れかけました。
なぜ、自分の指導が受け入れられないのか、選手と話し合いました。
そこでわかったことは、自分は正しく、選手は間違っているという、「自分肯定、相手否定」の指導をしていたということです。伸びるのは自分でなく選手です。そこで選手を肯定し、その選手の持ち味、良さを引き出す指導に切り換えました。
選手を主人公にしたのです。
すると選手たちはそれを受け入れ、のびのびと練習するようになり、力を発揮するようになったのです。
部下指導においては部下の考え方や行動を「だめだ」と否定せずに、その素晴らしさを肯定して指導していくことが肝要なのです。
〜月刊コミュニケーションブリッジより〜
と書かれていました。
人に成長してもらう、変わってもらうのは私たちにとっても終りなき課題です。
大嶌屋では頭ごなしに叱責したりする光景はありませんが、果たしほめたり自信を持たせたりができているのか不安になりました。
いちばん大変な人を育てるという仕事には"1+1=2"というようなマニュアルはありません。
これは人を育てるコツのようなものでしょう。でも心に据えて指導に当たることはとても大切なことです。
難しいからと逃げずに立ち向っていきたいです。
本日もお読みいただいてありがとうございました。
感謝