宇城市に新しくコールセンターをスタートすることになりました。
社内では関連会社の『N&K』の名前を使うことや、コンサルティングを主体にしようか、顧客はどうして集めようかなど、1年ほどの準備期間がありましたが熊日新聞であっさりまとめていただきました。
新聞を切り取っているとき、ふと目についた『新聞配達に関するエッセーコンテスト』小学生部門の最優秀賞を読んで胸がいっぱいになりました。
第27回新聞配達に関するエッセーコンテスト
小学生部門 最優秀賞
『笑顔のプレゼント』
「時間だよ。早く起きて」
時計を見るとまだ3時で、眠くて眠くて目がくっつきそうだった。空手の東北大会へ出場するために秋田県へ行くのだ。
4時、出発の時間だ。
道着を着て玄関を出ると、新聞配達のおじさんがいて「早起きだね。空手の大会かな?頑張ってきてね」と声をかけてくれた。
僕はなんだか嬉しくなって「オス!メダルを取ってきます!」と言って車に乗り込んだ。
でも結果は8位でメダルを取ることはできなくて、帰りは車の中でずっと泣いていた。
泣けば泣くほど「頑張ってね」と笑顔で見送ってくれたおじさんを思い出して悔しかった。
その日の夜、僕は「メダルを取れなくてごめんなさい」と書いた紙をポストに貼って寝た。
すると、次の日の新聞には「頑張ったね。その気持ちがあれば、次はきっと勝てるよ」と書かれた紙が貼ってあった。
それから半年。
僕は紫帯から茶帯に昇級して、練習を頑張っている。
おじさん、来年は絶対にメダルを取って、笑顔のお返しをするからね。
2020年10月24日 熊本日日新聞より抜粋
新聞は朝早くポストに届くのが当たり前と思っていましたが、配達してくださる人たちの毎日の努力のたまものなんですよね。ありがたいことです。
とある小学校の4年生のクラスで「家に新聞を取られているところは?」と聞いたところ3名だったということでした。
自身も含めて「新聞にもっと目を通さなくては」と思ったところです。
本日もお読みいただいてありがとうございました。
感謝