先日のNHKで女子マラソンの高橋尚子さんに、中学生の男の子が質問する場面がありました。
何かのスポーツで知られている子で、「たくさん質問をされましたが、僕からも一つだけ聞いても良いでしょうか?」と高橋さんに投げかけました。
即答で「いいですよ、なんでも聞いてください」という答え。
質問内容は、「スタートラインに立ったとき、周りの人たちに圧倒されて呑み込まれそうになったときどう乗り切ってこられましたか?」というものでした。
にっこりと笑った高橋さんの答えは「何か一つでも良いからここにいる誰にも負けないこと、誰もやっていないことを私はやってきました。それは、1日3000回腹筋をすることです。エチオピアの人、アメリカの人、中国の人、ヨーロッパの人、世界中のアスリートは足が長く、とても早そうに見えて負けそうになります。そんなとき、これだけは誰にも負けないと思うことがあれば、自分に大丈夫と言ってあげることができます」という答えでした。
とても具体的で的を得たアドバイスだと感銘を受けました。
以前、岐阜県の“タニサケ”という会社の会長さんの講演会での質疑応答の際、一人の男性がとても答えにくい質問をされました。
内容は忘れてしまいましたが、そのときの会長の最後の言葉が「私は何を聞かれても答えられますよ。心配せずどんどん質問してください」でした。
このときも具体的で解りやすく、今回の高橋さんと重なるところがありました。
タニサケの会長さんもある意味では仕事・生き方・人としての在り方を極めておられる方です。
ちなみに私にも一つだけ何を聞かれても即答できることがあります。
それは「アウトバウンド」に関することです。
40年間この世界で生きてきました。
何か聞きたいことがあればなんなりとどうぞ。
本日もお読みいただいてありがとうございました。
感謝