携帯から本に


『さよなら、田中さん』著者:鈴木るりか

私は20代前半からずっと、何十年もの間たくさんの本を読み続けて来ました。
寝床の枕元にも、バックの中にも、必ず今読みかけの本が入っており、出張のときなどは2〜3冊はカバンに入れて行っていました。

年中通して読みかけの本が手元にないときはなく、きっと万に近い本を読んできたと思います。それがここ3〜4年、本が携帯に変わってしまっていました。

時間つぶしであったり、一人で食事(特に外食)する際、間が持たないとき、本は最高の相棒だったのですが、いつの間にか、軽くて便利な携帯を見ることが圧倒的に増えていきました。

私が本を読む理由の一つに、眠りに導いてくれる役割もありました。携帯はそれが難しい。
反対に寝付きが悪くなってしまっていました。

つい先日何かで見た鈴木るりかさんの『さよなら、田中さん』という、14歳の作者さんの紹介を見て読んでみることにしました。

14歳とは思えない内容の深さに引き込まれ「本っていいなぁ」と、ふとんの中で読んでいるうちに30分も経たないうちに眠ってしまったのです。

久し振りのこの本は、とても自然に私を読書の世界に引き戻してくれました。

そういえば買った切りで読めてなかった本があったはずと、本棚を見てみると10冊以上の本が並んでいました。

もう一度、本の世界に戻ることに決めました。
それにしても『さよなら、田中さん』おすすめです。


著者の鈴木るりかさんのプロフィール

本日もお読みいただいてありがとうございました。

感謝