もう10年くらい前になるでしょうか
おでこちゃんの生産者を探しているとき、おじゃましたみかん農家の村上さんのおうちに行ってきました。
2週間ほど前に大嶌屋本社の社内選果場に来られており、その際とても嬉しそうに娘さん家族が「帰ってきました〜」と話しておられたので是非、詳しいお話を聞きたいと思い、おじゃましてみました。
村上さんのお宅へうかがった際、みかんを貯蔵する倉庫で娘さんとそのご主人とお母さまの3人で仕事をされていて、笑顔で出迎えてくださいました。
きっかけはお母様のヒザが悪くなってから重いものを持てなくなったので娘夫婦に後を継がないかとたずねたそうです。
娘さんはあまり乗り気ではなかったのですが、ご主人が帰って農業をしようと決められたとのこと。ご主人は福岡でとても責任ある仕事を任せられていたので、仕事を辞めるのに1年かかり、今でも時々指導に行かれているということでした。現在では小学生2人と幼稚園生1人を連れて帰り、お母様たちと同居されています。
ご主人いわく、まわりの農家さんたちもとても良くしてくださり、農業は楽しいと言われていました。初めておじゃましたとき、「うちは娘2人だから」後継ぎはいないと淋しそうに言われていたのが別人のように明るく楽しそうなお母様の笑顔でした。
これまで何人もの農家さんから「息子が帰ってきてくれました」とか「後を継いでくれることになりました」という言葉を聞いてきました。
私たちの力は微々たるものですが、その決心のきっかけにほんの少しでもなっていればとても嬉しいことです。
若夫婦の明るい笑顔に私たちも幸せ気分をいただいて帰路につきました。
本日もお読みいただいてありがとうございました。
感謝