酒のディスカウントチェーン店E社の発泡酒通販を前任のコンサルタントの先生から引き継ぐ形でスタートした私は、テレビ以外のあらゆるメディアを使って売れる広告を捜しました。
どの広告も、そこそこ成功値を売上げた中、最後に行ったラジオショッピングがとんでもない数字をたたき出したのです。
ジャパネットたかたのCMと言えば解かりますでしょうか。会社とラジオ局を電話で繋ぎ、生放送中にかけ合いで商品を紹介する方法です。
「E社社長が安くて美味しいビールを飲んで頂きたいと世界中を捜し回り、やっと探し当てました。ビールより美味しい発泡酒が何と1本100円でお届けです!!」
当時、藤原紀香さんが美脚を広げて発泡酒はついに138円の時代になりましたとバンバンテレビCMが流れていました。
「なんと1本100円の発泡酒が24本1ケース、ピッタリ2,400円でご家庭までお届けします。しかも、送料無料です」後に続くフリーダイヤルの紹介が終わると20の回線はあっと言う間に満杯です。鳴り止まない電話に成功を確信しました。当時、携帯電話をほとんどの人が持つようになり、車を運転中の使用も禁止されていませんでした。まさに運転中の人がラジオを聞いて、その場で注文出来る絶好の条件が揃っていた訳です。
10万円のラジオ放送費用でなんと70万近い売上をたたき出し、200人のお客様を集める事が出来ました。この売上の陰には私の常識破りの日本初がありました。ちょっと長くなりましたので、この内容は次回と言う事で……。
梅の花が満開です。春の足音が聞こえ心浮き立つ今日この頃です。気を引き締めて参りましょう。
波乱万丈の通販人生 -その18-
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