波乱万丈の通販人生 -その8-

健康食品+おみやげ物屋さんのA社とのコンサルティング打ち切りを申し出た事に対し、A社からオペレーターさん達の給料を本社迄直接取りに来させろとの申し出は、初めいやがらせなのかと思っていましたが、目的は全く別の所にあったのです。内容は熊本市内に事務所を借りるので7名全員そちらに移動して電話掛けを継続して欲しい、給料も上げるから自分達だけで楽しく仕事をしないかという持ち掛けでした。結局3人はそちらに移り、残りの4人は大嶌屋に残りたいという事で、無事にコンサルティングを終了することが出来ました。A社はオペレーターがいれば売上は同じ様に上がると勘違いされていた様です。アウトバウンドをなめてはいけません。2〜3ヶ月掛けたことがある位の人達が集まってうまく行くはずがないのです。

結局たった3ヶ月で閉鎖することになったという事でした。きっとA社の社長は歯ぎしりしたい思いだったでしょう。スタートしたばかりの会社の新事業に夢をもって入社してきた人達に給料日に振込をしないという事をどう考えているのでしょう。多分、本社の社員の人達はそんな事にも慣らされていて、この様なおおごとになるとは露程も考えていなかったのかもしれません。
社長の奥様が「あらぁ、給料日だったわね〜、忘れとった〜」とへらへら笑いながら言われたその声は、今でも耳にこびりついています。

とは言え、初のコンサルティングであの手この手、ない知恵を絞った事は後々たくさんのコンサルティングをする中で役立つ経験をさせて頂きました。私の元には、A社に行く事を拒んだ4人のオペレーターさんが残りましたが、お給料を払う余裕などなく、さてこれからどうしようと悩んでいる中、突然熊本県内の隣町で健康食品の通販を10年以上やっているB社の社長さんからアウトバウンドの依頼を受けたのです。まさに渡りに舟とはこの事。4人のオペレーターはすんなりとB社へ移動する事が出来ました。めでたしめでたし。次回はB社のお話に入って参ります。

こちらは台風が去った後、ずいぶん過しやすくなりました。10月からいよいよみかんの販売スタートです。皆、わくわくドキドキしながらこの日を待ち望んでいます。美味しいみかんがまたお届け出来ますよう、皆様も楽しみにお待ち下さい。