お花見/復興支援

いつも大変お世話様になっております。
社員に強要ピッピされ、私のブログをスタートする事になりました。どうぞよろしくお願い致します。
大嶌屋では毎月社員の誕生日にケーキをプレゼントしています。そして、誕生日の人は皆の前で、最近感動した事を話す事になっています。去る3月28日は社内のお花見会が催されました。

3月が誕生日の人は全部で11人、1人1人発表して行く中で、グッと心につきささる発表がありました。

「私の誕生日は3月11日です」から始まったその内容は一昨年の震災から誕生日を祝えなくなったしまった。昨年も祝えず誕生日は辛い日になっていたとの事でした。
でも、今年は気持を切り替えようと決め、健康で仕事が出来、家族がそろって仲良く普通の生活が出来る事に感謝する日にしようと誕生日を感謝の日に決めたという内容でした。本人も泣きながらの発表、聞くみんなもシーンと水を打ったかのようになりました。

震災から2回目の3月11日、やもすると遠く離れて暮らす私達はあの日の事を忘れてしまってはいないでしょうか。私自身も然りです。震災後100万円の寄付をし、その後お客様と共に10円募金を募り何度か届けてまいりましたが、募金は行き先が見えず皆さんとのつながりも築けません。「みかんがあるじゃないか!!」そこで私は契約農家の皆様に呼び掛け、皆様の協力をいただき、3月30日10tのみかんを福島県の仮説住宅の方々にお届けする事が出来ました。100万円の募金金額は農家の皆さんの協力も得て末端価格にすると300万円相当をプレゼントする事が出来ました。
10kg入りのみかん1000箱の発送は箱詰も積み込みも社員10人で3日がかりの大仕事でしたが、福島の被災地の方から涙ながらのお礼のお電話を頂いたり、心のこもったお礼のお葉書も頂戴し本当に頑張って良かったと社員共に喜んでいる所です。

お金を寄付する事では得られない、充実感を頂く事が出来ました。被災地の皆様に心暖まる応援を続けて行く事を固く心に誓いました。

【熊本日日新聞にて記事が掲載されました。】